一粒萬倍-A SEED-に込めた想い

一粒萬倍 A SEED コンセプト動画

一粒萬倍

コンセプト

日本のこころと美を伝える

 

日本のこころ。それは「感謝」のこころです。

 

この精神性は、木の枝、石ころ、お箸にも、あらゆるものに神さまが存在していると感じてきた、私たち祖先の感性、生き方のなかで昇華してきたものです。

 

この八百万の神さまも最初から宇宙に存在していたのではなくて、宇宙のはじまりは一柱の神様からスタートしました。そして、一粒の籾(もみ)が育って、萬倍の稲穂が実るように、わたしたちの神さまも一柱の神様からスタートして、やがて何百万もの神さまが生まれていきました。

 

  この八百万の神さまのストーリーが描かれているのが日本の神話です。 この舞台では、邦楽囃子、和太鼓、箏、笛、チェロ、バイオリンのライブ演奏のなか、能、狂言、日本舞踊、現代舞踊が一つにつながり、宇宙の始まり・ビッグバンから八百万の神さまが次々と生まれてきて、やがて五穀の種が誕生するまでのストーリーを表現しています。

 

五穀豊穣をイメージする生け花と着物と稲穂の美しい舞いで迎えるクライマックスは、言葉と文化の壁を越えて楽しんでいただけるビジュアル絵巻となっています。 

 

日本を伝えるということは、文化を伝えることであり、その背景にある物語を伝えることです。この舞台がそのきっかけになり、日本の伝統と文化を次世代へ継承していく。そして、世界の人たちには、私たちの文化への更なる理解を深めてもらえる舞台でありたいと思っています。

 

能楽堂に響く洋楽器の音色。和楽器にあわせて妖艶に繰り広げられる洋の舞踊。最高の演者と最高の演奏者が奇跡の共演を果たした舞台でかれらが紡ぎだす悠久の物語を、どうぞお楽しみください。

 

一粒萬倍制作委員会代表  松浦 靖